自由を求めるてるてるのブログ

風のように自由になりたい(・ω・。)

ブログアイコン変えました!

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)

 

2018年になりましたね〜

早いです!

新しい年のはじまりということで、ブログアイコンを変えてみました〜!

 

アイビスペイントXというアプリを使って色を塗ってみましたよ〜

最近はデルトラ・クエスト関連の記事を多めに書いているので、宝石を意識した色にしてみました!

 

そして肩に乗っているのはてるてる坊主のてるぽんです!

かわいいでしょ(笑)

この子も時々このブログに登場するかもしれませんね〜

 

2018年ものんびりブログを更新していきます!

宜しくお願いします〜

 

 

 

 

 

 

デルトラ考察 リーフはホントに金髪?

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)
 
今回は『デルトラ・クエスト』の主人公、リーフの髪の色について考察していきたいと思います。
 
以下、ネタバレ注意☆
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リーフの髪は、アニメ版や漫画版、ゲーム版では金髪です。
フォア文庫の表紙のリーフも金髪になっています。
 
あなたの一番印象に残っているのはどのリーフでしょうか?
私はアニメ版ですかね〜
ということで、アニメ版リーフを描いてみました!
 
 
 
 
 
リーフは、アニメ漫画ゲーム共に金髪碧眼です。
ですが、本にはリーフの髪の色の記載はありません。
 
ということは、リーフは金髪ではなかった可能性が生まれてくるのです!
 
私自身、リーフは金髪ではないと思っています。
その理由は次の通りです。
 
 
 
 
 
 
 

バルダの見たもの

 

リーフの髪の色は何色かを探るにあたって、重要になってくるのが、バルダの見たものです。
彼の見たものと、リーフの父母エンドンとシャーン様の髪の色について触れていきます。
 
”「バルダは知らなかったのよ。彼は、ジャードとアンナがここを出ていくのをみて、それが国王と王妃だと思いこんだの。わたしたちの言葉を、そのまま信じて。お城では、彼はわたしたちを遠くからしかみたことがなかったの。しかも、宮廷風のはなやかな服を着たわたしたちをね。(…以下略…)」”
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
 岩崎書店 2003年 16 広場 p218)
 
 
 
1.シャーン様の髪色
 
リーフがアニメ版などのように金髪であるなら、親であるエンドンかシャーン様が金髪である必要があります。
 
まずはシャーン様の髪の色から探っていきます。
シャーン様の髪の色は作中では明記されていませんが、彼女の出身の部族から推測することができます。
 
シャーン様はトーラ族です。
こちらはシャーン様のセリフ。
”「わたくしだって、トーラの生まれですよ」”
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエストⅡ 2  幻想の島』
岩崎書店 2003年 9  国王に死を! p133)
 
 
シャーン様の他にトーラ族と思しき人物がいましたね。
その人物はデインです。
それはゼアンのセリフからわかります。
"「まあ。あの子はわたしたちトーラ族にそっくりですね! 髪の色も目も……」
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
岩崎書店 2003年 1 トーラの魔法 p17)

 

 

 また、デインの特徴を述べた文がこちら。

"細身で、女の子のようなやさしい顔をし、つややかな黒い髪を無造作にたらしているので、おさなくみえてしまうのだ。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 6  魔物の洞窟』
岩崎書店 2002年 2 運命のいたずら p29)

 

 

これにより、
 
デインはトーラ族に似ている。→デインは黒髪。
トーラ族は黒髪。
 
という三段論法の出来上がりです!
 
よってシャーン様は黒髪ということが推測できます。
 
 
 2017/12/23 追記
"背中にたらした髪の毛は、黒、鋼のような灰色、輝く白など色に差はあれ、それぞれに、ヴェールのようだった。"
(作:エミリー・ロッダ  訳:神戸万知『デルトラの伝説』
岩崎書店 2002年  魔法の街 p239) 
 
すみません、見落としていました……。
指摘してくださった方、ありがとうございます。
アディンの時代のトーラ族は黒髪だけじゃなかったみたいですね。
時代が進むにつれて他の部族の行き来が増えていくので、リーフの時代には、黒、灰色、白以外の髪色のトーラ族もいたかもしれませんね。
とはいえゼアンがあのように言っているので(上記のゼアンのセリフの引用参照)、黒、灰色、白辺りが主流なのかもしれません。
 
 
 

2.ジャードの髪色

リーフの母であるシャーン様の髪色がわかりました。
次に証明したいのはリーフの父であるエンドンの髪色ですが、残念ながら彼の髪色は明記されていません。
 
そこで重要になってくるのがエンドンの親友であるジャードの髪色です。
 
ジョーカーことジャードの描写がこちら。

”バルダとおなじくらい身長が高く、強そうで、くしゃくしゃの黒髪を長くのばし、黒いあごひげをはやしている。褐色の片がわのほおには一本、ジグザグの傷が白く走っている。”

(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 3  ネズミの街』
岩崎書店 2002年 4 お金の問題 p48)

 

ここから、ジャードは黒髪ということがわかります。
 
 
 
 
 

3.王族の髪は長い

 
アニメ・漫画・ゲーム版を見ているとついつい忘れがちな設定ですが、「王族の髪は長い」という設定があります。
掟によりしっかりと定められているのです。

”毎朝、係りの者に長い髪を編みこませ、金のひもでむすんでもらうこと・・・・・・これも、おきての一つだった。”

(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1  沈黙の森』
岩崎書店 2002年 1 王は死んだ p14)

 

 

バルダはエンドンとシャーンを遠目に見たことがあります。

”「バルダは知らなかったのよ。彼は、ジャードとアンナがここを出ていくのをみて、それが国王と王妃だと思いこんだの。わたしたちの言葉を、そのまま信じて。お城では、彼はわたしたちを遠くからしかみたことがなかったの。しかも、宮廷風のはなやかな服を着たわたしたちをね。(…以下略…)」”
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
 岩崎書店 2003年 16 広場 p218)

 

 

遠くから見たことがあるのなら、確かに顔の細部はわからないかもしれません。
しかし、髪が長いので、髪の色くらいはわかるのではないかと思います。
 
バルダは、エンドンの髪の色は見たことがあるので、ジャードの髪の色とエンドンの髪の色が違うと、「鍛冶場に残っている方がエンドン国王だ!」と、バルダが鍛冶場に転がり込んだ時点でわかってしまいます。
そうなってしまうと、「帰還」のトリックが台無しです。
 
よって、エンドンが金髪なのは少し無理があるかな、と。
そうなってくると、リーフも金髪では無いんじゃないかな~と私は思うのです(・ω・。)
 
※ただ、アニメみたいにフードをかぶられてしまうと髪の色は見えなくなってしまうので、この論は成立しなくなってしまいますね…。
 
 
 
 
 
 
 

トーラ族の替え玉

 

次に注目したいのは、トーラ族の協力による替え玉作戦です。
 
いましめの谷からベタクサ村へいくとき、ジョーカーがリーフたちの替え玉として、トーラ族3人をトル川近くへ派遣しました。
そのときにリーフの替え玉となってくれたのは、クリスという少年でした。

 "(中略)クリスは長い黒髪を、リーフとおなじくらいに刈りつめてもらった。"

(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト  8 帰還』
岩崎書店 2003年発行 4 七部族 p67)

 

 

クリスは黒髪を刈りつめてもらっただけです。
ということは、リーフは黒髪なのではないでしょうか?
 
他の髪の色だった場合、かつらをかぶる描写があってもおかしくないような気がします。
また、キャラの絡みも生まれてきそうなものです。
ピール「ようクリス、金髪も似合ってるぜ」みたいな感じで。
 
 
 
 
 
 
 

遺伝

 
最後に見ていきたいのは、リーフの血筋についてです。
 
デルトラ国王は代々トーラ族と結婚してきました。
 
こちらはジンクスのセリフです。

 "「先祖代々の伝統にしたがったのさ。初代国王のアディンは、トーラ族の女性と結婚した。アディン国王の子どもたちも皆、それにならっている。…(中略)…」"

(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエストⅡ 1  秘密の海』
岩崎書店 2003年 3 影 p39)

 

 

 

それを図にするとこんな感じになります。
 
☆図の見方

 ・D=デル族の血筋 T=トーラ族の血筋を表します。

 ・アディン(D)とツァーラ(T)に生まれた子●●は、アディンの(D)、ツァーラの(T)を

  一つずつもらい、(D1T1)と表します。

  そして●●(D1T1)と○○(T)の間に生まれた子は●●の(D1T1)、○○の(T)をもらって

  (D1T2)と表します。

 ・ガレスとリリアの間には何人かいるので「・・・」で省略しました。

 

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代を重ねるたびに、トーラ族の血が濃くなっていっていることが分かりますね!

 というか、こうみるとリーフってトーラ族の血が濃いな(笑)

 

トーラ族は黒、もしくは黒に近い髪色です(「バルダの見たもの  1.シャーン様の髪色」を参照)。
代を重ねるごとにトーラの血が濃くなるので、王族の髪の色は黒の確率が高そうです。
 

 

 2017/12/23 追記

 ブランドンの息子はルカンでしたね。ルカンの息子がガレスです。

 ブランドンとガレスの間にルカンが入ります。抜けちゃってました……。

 ご指摘下さった方ありがとうございます~。

 

 

 

 

まとめ

 

これらの理由から、リーフは金髪ではなく黒髪なのではないかと考えました!
そう考えるとちょっぴりイメージ変わりますね!
トーラの不思議な力とかがいつか開花するんではなかろうか…とか考えてしまいます(笑)
 
 
 
 
 
 
 

おまけ

 

ファドレラの輝く髪
 
外見がリーフそっくりな人物として、ファドレラがいます。
そのファドレラの描写がこちら。

”青年は小さな竪琴で、甘いメロディーを奏でていた。耳にエメラルドのピアスをはめ、輝く髪にはエメラルドの髪飾り。”

(作:エミリー・ロッダ  訳:上原梓『デルトラ・クエスト Ⅲ 2 影の門』

岩崎書店 2005年発行 17 城 p250)
 
 
この"輝く髪"というのが気になります。
"輝く髪"は「つやつやの髪」なのか、
照明に反射して、金髪のような色素の薄い髪がキラキラしているのか、判断がつきません……。
 
リーフの髪の色の謎は深まるばかりです(笑)
 
 
 
 

ブログアイコン変えました!



こんにちは! てるてるです(・ω・。)


ブログアイコンを変えてみました!


元の絵

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せっかくなので、自分で描いたやつにしてみました〜

てるてる9割増しです(もはや別人(笑))



ダッシュボート→設定→ブログアイコン

で変更できます。


プロフィールアイコンは

ダッシュボート→アカウント設定→プロフィールアイコン

で変更できますよ〜!


今のブログアイコンに飽きたら変えてみてくださいね!



それでは〜(`・ω・´)ノ


デルトラ考察 ジョーカーの正体~ミスリードとヒント~

 
 

    f:id:teruteruchange:20170814214713j:plain

 

こんにちは! てるてるです(・ω・。)
今回は『デルトラ・クエスト  8  帰還』における、ジョーカーの正体のミスリードとヒントについて書きたいと思います!
 
以下ネタバレ注意☆
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スリード

ジョーカーは影の大王に対抗する「レジスタンス」のリーダーです。
しかし、リーフたちとことあるごとに対立したかと思えば(リスメア競技大会の脅しの紙切れ、隠れ家の監視室に閉じ込めるなど)、
リーフたちを助ける(リスメア競技大会後に憲兵たちに捕まったリーフたちを助けだしたり、スカールからかばったり)こともある、敵なのか味方なのかわからない、謎の存在です。
「帰還」ではそんな彼の正体がわかりますが、作者のエミリー・ロッダさんにより、2回のミスリードが行われています。
 
 
1.ジョーカーは影の大王の手下?
 
 "リーフは、その顔をみた。先頭は、髪を血だらけにした小人族のグラ・ソン。左腕をだらりとたらしている。そのつぎは、恐怖にふるえあがっているマナス。そのうしろに、ファーディープとナニオンに支えられ、トーラ族の長ゼアンがよたよたとつづく。そして最後に、石だたみの道路にうつぶせの体をうちつけながら、憲兵たちにひきずられてくるのは……グロック! 両手首は、鎖がくいこんで、血だらけだ。 
 だが、ひとり、たりない。ひとりだけ、姿がみえないものがいる。
「――なるほど、そういうことか」バルダが言った。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
岩崎書店 2003年 11 広場 p156〜157)
 
これは、リーフたち3人とルーカスが、ベタクサ村からデルの街の広場に到着したときのシーンです。
ここで、支柱に縛り付けられたデインが憲兵たちに燃やされそうになります
そして、仲間たちは全員捕まっている――ただ一人、ジョーカーを除いて。
 
一人だけ捕まっていないということは、そいつが敵と通じているということです。
つまり、ジョーカーこそがスパイだと。
「――なるほど、そういうことか」と言ったバルダ同様、読者も、ジョーカーこそがスパイで、影の大王の手下だと思い込むのです。
 
 
 
2.ジョーカーはエンドン王?
 
ジョーカーは真の影の大王のスパイ、デインを倒し損ねて逆にやられてしまいます。
塚の上から転げ落ち、頭を強く打ったことで、彼の記憶が戻ってきます。
彼は追体験をするように、うわ言で色々なことを話し始めました。
 
"「なあ、おまえ……むこうからは……かくまえないという返事がもどってきたよ……」まるで手紙をにぎりしめるように、指が動く。「しかたがない……ひきかえそう……デルの東へ逃げよう……西ではなく……」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
岩崎書店 2003年 13 鍛冶場 p176)
 
これまで心だけリーフたちと共に冒険をしてきた読者は、「匿えないという返事」「手紙」「もともと西へ逃げようとしていた」という3つのキーワードから、これは、デルトラのベルトが破壊され、影の大王勢力がデルトラに侵入してきた日のできごとで、彼はエンドン国王なのでは? と疑いだします。
 
"「ああ……そのとおりさ。だが……いまはどこへいっても危険だよ……気をつければ、だいじょうぶだ。おれたちは……生きのびられる。これから生まれる子もだ。この子は、きっと……強い子に育つ。そして時がくれば……」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
岩崎書店 2003年 13 鍛冶場 p177〜178)
 
この「そして時がくれば……」で途切れてしまうのが意味深です。
リーフやバルダ、そして読者は「そして時がくれば……」の後には、「この子は良き国王になるだろう」とか、そういうニュアンスのセリフが来るのではないかと期待したはずです。
 
 
そして、彼の正体はエンドン国王だと、確実に読者に思い込ませる重大な証拠が、ジャスミンの持っていた「くまさんおきて」で始まる、城の地下道を伝える歌の書かれた紙切れです。
 
"エンドン国王が子どものときに描いた絵と歌が、ここにある。王家の人びとだけに、城の秘密の地下道を語り伝える歌。ほかでもないこの部屋で、リーフは父から、エンドン国王とシャーン王妃が城を脱出したときのようすを、何度もきかされた。この歌のことも。父の話がうそではなかったという証拠が、いま、ここにある。そして、ジャスミンがそれをもっていたのだ。長年、肌身はなさずに。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
岩崎書店 2003年 13  鍛冶場 p181) 
 
この決定的な証拠により、ジョーカーがエンドン国王だったんだ! と読者もリーフとともに驚愕します。
 
しかし、ジャスミンがベルトをつけても発光しない……。
ベルトはジャスミンをアディンの直径の子孫として認めなかったということです。
 
これでまた、ジョーカーの正体は闇の中となってしまいます。
 
 
 
 
 

ジョーカーの正体のヒント

ジョーカーの正体は、エンドン国王の親友、ジャードでした。
この場面を小説で読んだ日、「ジョーカーがジャード……ジョーカーがジャード……うおお!!」となってしまい、そればっかり考えていました(笑)
 
小説を何度も読み返していくうちに、あることに気づきました。
なんと、ジョーカーの正体について、ちょこっとヒントが出ているのです!
 
それは、ジャスミンと、彼女の両親についての記述を細かく見ていけば、「おお! こんなところにヒントが!」と気づくことができます。
 
 
1.アンナさんの描写
 
ジャスミンのお母さんはアンナさんです。
 
デルトラ・クエスト 1  沈黙の森』ではアンナさんが登場します。
一度目はクリアンの孫娘でジャードの妻アンナとして、
二度目は単にジャスミンの母として登場します。
 
 
ジャードが城から追い出されて、鍛冶場に転がり込んだ日の描写。
アンナさんとして登場。
"クリアンが声をかけると、さっそくやさしい顔の少女が走り出てきた。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1  沈黙の森』
岩崎書店 2002年 4  鍛冶場 p43)
 
 
沈黙の森でトパーズを手に入れたときの描写。
ジャスミンの母として登場。
"霧のなかから、ゆらゆらした白いものがあらわれた。それは、やさしい顔の女性の姿になった。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1  沈黙の森』
岩崎書店 2002年 16  トパーズ p181〜182)
 
 
ここで注目したいのは、どちらにも「やさしい顔」という描写が入っていることです。
 
しかし、優しそうな雰囲気の女性はデルトラ中にゴマンといることでしょう
「やさしい顔」という同じ描写を使いながら、同一人物だと読者に気づかせないのです。
 
気づくようで、なかなか気づきにくいヒントとなっています。
 
 
 
2.ジャードとジャスミンのセリフ
 
ジャスミンのお父さんはジャードです。
 
ジャードとジャスミン、実は決定的な類似点があるのです!
それは彼らのセリフに隠れていました。
 
 
まずはジャスミンから見ていきます。
鍛冶場でジョーカーの記憶が戻ったあと、リーフは一人、以前使っていた自室に行きます。
その時憲兵団が鍛冶場へ突入してきたシーンで、彼女が言ったセリフがこちら。
"「近よらないで!」ジャスミンがさけんでいる。「近よらないでよ! こっちは三人しかいないのよ。そっちは十人もいるじゃない!  十人も!」
リーフははっとした。これはジャスミンからの合図だ。リーフに、きても無駄だ、近よるなと合図しているのだ。同時に、憲兵たちには、この家にいるのはジャスミンジョーカー、バルダの三人だけだと思わせようとしている。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
岩崎書店 2003年 13  鍛冶場 p185)
 
敵に向かって話してはいるけれど、味方へのメッセージにもなっている、機転のきいたセリフです。
読んでいて、ジャスミン頭いいな〜と思っておりました(笑)
 
 
しかし、このシリーズを一読した読者なら、ジャスミンのようなセリフ――つまり、敵に向かって話してはいるけれど、味方へのメッセージにもなっているセリフ――を一度見たことがあるはずです。
それが、こちら。
"「一対三だぞ、プランディン」ジャードはさけんだ。「ひとりの相手をしているうちに、あとのふたりは逃げるぞ!」
これは、エンドンへの合図でもあった。
(ぼくがプランディンの相手をする。シャーンをつれて、逃げてくれ)"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1  沈黙の森』
岩崎書店 2002年 7  うらぎり p74〜75)
 
 ええ、これジャードのセリフなのです!
親子で同じようなことをしてるんですよ!
何度も読み返していくうちにこれに気づいたときは感動しました!
 
 
ジョーカーとジャスミンは似ているところがあるのは読者周知の事実です。
素晴らしい運動能力と戦闘能力、直感力や、気の強いところ、現実的なところ、などなど。
ということで、彼らが似たような発言をする可能性はなきにしもあらずです。
なので、ジョーカーとジャスミンが親子関係だということが分かれば、この2つのセリフから、ジョーカーの正体を特定できます。
 
ちゃんと、ジョーカーの正体を解く鍵をエミリー・ロッダさんはさり気なく置いていってくれていたのです。
やはりすごいお方だ……。
 
 
 
 
 
「帰還」のジョーカーの正体のミスリードは圧巻ですね!
ジョーカーがジャードだと特定できるヒントも実はあったんだよ!(てるてる調べ)
すごいね!
というお話でした。
 
ますますエミリー・ロッダさんを崇拝したくなっちゃったところで、今回の考察は終了です。
 
 
また会いましょう!
ではでは〜(`・ω・´)ノ
 
 

瀕死のパソコン



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 その事件が突如起こったのは、7月の中旬頃である。

  てるてるが、家に据え置かれている中古のデスクトップパソコンで、大学から出題されたレポートに取り掛かろうとしたときだった。てるてるはいつものようにパソコンの電源ボタンをポチっと押した。いつもと違うのはそれでパソコンの電源が入らないことだった。何度もパソコンの電源ボタンを押した。時間をおいて何度も試した。しかし、一向にパソコンに電源が入る兆しは現れなかった。


 てるてるずハウスにはパソコンを使う人間が3人いる。てるてる、てるてる父、てるてる弟だ。

 パソコンの電源が入らなくなった事実を知り、当然のことながら彼らは大いに落胆した。その中で一番の損害を被ったのはてるてるである。彼女には、大学のレポート、卒論などやらなければならないことの他に、趣味である小説を書くことや、ブログの編集をすることなども行えなくなってしまったのである。

 さしあたり一番厄介だったのは、大学のレポートが家で出来なくなったことである。試験期間を間近に控えたてるてるずハウスの学生たちはかなりの不便を被った。課題の提出期限間近、てるてる弟は朝早くに家を出て、急ピッチで大学で課題を仕上げる羽目になった。


 7月の終わりに、てるてる父が朗報を持ってやってきた。親切な電気屋からパソコンの回線を見てみてみるよう、助言を頂いたという。3人は大いに盛り上がった。これでパソコンが使えるようになるかもしれない!

 しかし結果は惨憺たるものだった。助言を受けたてるてる父がパソコンを見てみたが、特に異常はなかったと追う。再び彼らは落胆した。

 彼らは議論を重ねた。こうなってしまった以上は、新しいパソコンを入手する他はない。 

 どんなパソコンが良いか、どこで手に入れるか、どの機種にするかなど……。彼らは、急な出費を残念に思う一方で、新しいパソコンへの夢を膨らませていた。


 8月の始めであった。てるてる父がパソコンの電源をつける裏ワザを見つけたのだ! 彼らは大いに沸き立った。 これで暫く出費をしないくいい!

 てるてるは早速、てるてる父から伝授された裏ワザを使い、パソコンを立ち上げた。てるてるには夏季休暇中に終わらせなければならない、或いは終えておきたいことが山ほどある。まずは、大学から出されたレポートに取り掛かることにした。

 Wordを開き、キーボードを快調に叩いていく。サクサクとレポートが進んだ。

 しかし、それは長くは続かなかった。文字を打ち込むと、パソコンの動作が、吹雪に吹き付けられて氷漬けになったようにピタッと止まっては、冬眠から目覚めたての動物のようにのろのろ動き出すということを繰り返していた。この一連のパソコンの不具合は、てるてる父が激安で仕入れてきた中古のパソコンが、寿命を全うするのも時間の問題だということにもはや疑いの余地はなかった。てるてるは密かにため息をついた。

 てるてるは止まったり動いたりするパソコンにイライラしながら、約5時間ほどかけてレポートを完成させた。その時である、問題が起こったのは!

 完成したレポートを印刷しようとしたら、なんと「Wordが応答しません」とエラーが出たのである!

 てるてるは愕然とした。Wordが応答しなくなる前にUSBにテキストは保存した。しかし、そのデータが水泡に帰してしまっているということも考えられる。

 そうなると今までのレポートにかけた時間全てが無駄になる。それだけでもかなり重大な問題だが、物書きや物書き見習い、或いは物書き気取りの者にとって一番の問題は、データが消えてしまえば、その文章表現は二度と戻ってこないということだ。もちろん、書いた内容はある程度は覚えている。しかし、どんな言葉を用いて表現したか、助詞は何にしたかなど、全てを細かく憶えていられないのだ。頭をひねって工夫した表現が全て永遠に消えたまなのは、彼らにとって重大な損失である。

 これはてるてるにとっても例外ではなかった。特にこのレポートには自信がある。それをみすみす自分の手で消し去る羽目になるとは!

 「これでUSBのデータ消えてたら、このパソコンぶっ壊してやる! なあ、この気持ちわかるだろ?」

「わかる」

てるてるの、パソコンを酷使してしまった後悔と、データが全て消えたかもしれない不安と憤りの混じった問いかけに、てるてる弟は冷静に答えた。ゲームの中のキャラクターを目で追っていて、いかにもてるてるの意見には興味関心がなさそうに見える。しかし、声には憐れみの気持ちがこもっていた。せっせと作り上げたレポートがパソコンのせいで全て無になることは、決して他人事ではないのを、彼もよくわかっていた。


 後日、てるてるは大学のパソコンでWordを開いた。すると、データは全て以前のまま完全な原稿として存在していた。

 助かった!

てるてるはほっと胸を撫で下ろした。

 レポートを印刷し、後は教員に提出すればオーケーだ。


 しかし、この事件により、パソコンを買い換えなければならないことが明白であることがはっきりした。近いうちに電気屋に赴き、優秀なパソコン(パートナー)を見つけなければならない。 

 パソコンを求めるてるてるの冒険はここから始まる……。





てるてるのパソコンは今瀕死です。

という現状を小説仕立てにしてみました。


近いうちにパソコン買います…。







デルトラ考察 ジャスミンはなぜ特殊能力を授かったのか

 
 
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こんにちは! てるてるです(・ω・。)
 
私はエミリー・ロッダ著『デルトラ・クエストシリーズが大好きです。
最近『スター・オブ・デルトラ』を読んだことでデルトラ熱が再燃しました!
そこでデルトラについて昔から考えていたこと、新たに考えたことをブログに書いていきたいと思います!
 
 
デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

 

 

 
記念すべき第一弾は、ジャスミンはなぜ特殊能力を授かったのかを考察してみました!
 
 
 
以下、ネタバレ注意!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャスミンは「沈黙の森」で生まれ育った女の子です。
ジャスミンには不思議な力が備わっています。
それは「木々や鳥などと意思疎通ができる」というものです。
素晴らしい能力ですね!
ジャスミンがこのような能力を持っている理由をちょっと考えてみました!
半分、こうだったらいいなという願望も含んでおります。
「こう考えてるヤツもいるんだなぁ」と生ぬるく見守ってください(笑)。
 
 
 

「沈黙の森」で生まれ育ったから

「沈黙の森」はデルトラ王国の魔境のうちの1つです。
恐ろしい怪物や、様々な生き物が住んでいます。
そんな「沈黙の森」の空気をたくさん吸って育ったので、ジャスミンは不思議な能力を手に入れたとしても不思議はありません。
「骨岬灯台」の魔法に満ちた環境で生まれ育ったベリティーと同じように。
 
 
  

遺伝

遺伝により生まれつき能力があったという可能性も考えられます。
つまり、ジャスミンの親であるジャードかアンナが「木々や鳥などと意思疎通ができる」能力をもっていて、その能力がジャスミンに遺伝したという考えです。
 
そう考えるのには2つの理由があります。
 
 
1.2人だけで「沈黙の森」に隠れ住むのはあまりにも無謀
ジャードとアンナさんは、国王夫妻の身代わりとなって旅に出て、とりあえず落ち着く場所として「沈黙の森」を選びましたが、どちらかにこの能力がない中で「沈黙の森」で生活することは、かなり無謀なのではないでしょうか。
 
旅慣れていない大人2人、しかも1人は妊婦さん。
しかも、子どもが生まれたらあやしたり寝かしつけたり、面倒を見たりしなければなりません。
育児はとっても大変です。
そしてなおかつ安全のため見張りも欠かすことはできません。
かなりハードワークです。
例えジャードのありえないほどの環境適応能力を持っていたとしても、「沈黙の森」で生き残るのは至難の技になると思います。
 
しかし、そこでどちらか1人がこの能力を持っているとなれば、だいぶ生き残る可能性が高くなってきます。
 
空からの情報も得られるし、見張りも楽になりますしね!
頼もしい仲間が1人増えるようなものです。
 
また、2人が別行動をした際、何か危険にあったときに鳥さんがいれば、片方に危険が迫っていることを伝えてくれるので、もう片方は助けにいけます。
 
 
2.トーラにどうやって手紙を送ったのか?
ジャードたちが国王夫妻の替え玉となり、鍛冶場から旅立った日に、トーラへ「国王夫妻が逃げたから匿ってほしい」という手紙を送りました。
しかし、ジャードとエンドン、ジャーン様はベルトがしまわれている塔から、大急ぎで鍛冶場に移動しました。
伝書の鳥を一緒に連れてくるなんてことはしていないと思います。
 
ではどうやってトーラへ手紙を出したのでしょうか?
 
やっぱり、ジャード、アンナと仲のよかった鳥さんが協力してくれたのではないかと思うのです。
そして、鳥と言葉を交わせたほうが、鳥を調教することもなく、信頼関係さえあれば頼みを聞いてくれるはずです。
ジャードとアンナに恩があれば、鳥さんからトーラに手紙を届ける役を申し出てくれるかもしれません。
 
協力してくれる鳥さんがいないと……
エンドン「ジャード、トーラに保護を求める手紙を書いたはいいが、どうやって届けるんだい?」
ジャード「え?……どうするかな…汗」
エンドン&シャーン&アンナ「………………汗」
 
みたいなことになりかねません(笑)
 
 

ジャードとアンナ、どちらがその能力を持っていたか

そこで気になるのは、ジャードとアンナ、どちらがその能力を持っていたかですよね。
 
私はアンナさんの方だと思っています!
半分は「アンナさんがそういう能力を持ってたらいいな〜」という願望ですが(笑)
 
以下、アンナさんが能力を持っていると思う理由(願望含む)です。
 
 
1.ジャードがウェンに捕まったとき、誰がそれを見つけたのか?
「沈黙の森」でリーフとバルダがウェンに捕まってしまいましたが、ジャスミンがウェンから逃れる薬をリーフたちに飲ませて助けてくれました。
その後、彼女は家でこんなことを話しています。
 
 “「母がずっとむかしに調合したものよ。ウェン・デルの細道に生えている木の葉をせんじたの。父がウェンにやられたときも、あれでたすかったわ(略)」”
(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1 沈黙の森』
岩崎書店 2002年発行 13 木の上のすみか p153)
 
ジャードがウェンに捕まったけれどこの薬で助かったと。
つまりアンナさんかジャスミン、あるいは2人が、ジャードにアンナさん特性の薬を飲ませて助けたということです。
 
ここから、ジャードはジャスミンやアンナさんとは別行動を取っていたと考えられます。
彼女たちが一緒に行動していたらジャードと一緒にウェンに捕まっていたはずです。
きっと、食料を求めて森の中を動き回っていたら、運悪く「ウェン・デルの細道」に出てしまい捕まってしまったとか、そんなところだと思います。
 
さて、そこで疑問が出てきます。
ジャードが捕まったことをアンナさん、もしくはジャスミンに知らせたのは一体誰でしょう?
 
アンナさんとジャスミンが運良くジャードのそばを通りかかる可能性はなくはありませんが、確率的にとても低いと思います。
 
ジャード&アンナと行動をともにしていた仲間の鳥か、「沈黙の森」の心優しい木々、鳥さんたちが「ジャードがウェンに捕まった!」と教えてくれたのではないでしょうか?
 
能力を持つジャスミンがその言葉を理解して、能力を持たないアンナさんに伝えた可能性ももちろんありますが、問題はジャスミンも単独行動ができたかもしれないという点にあります。
 
作中の彼女を見てわかるとおり、自立心旺盛な人物です。
そして彼女はとんでもない空間把握能力、及び直感力の持ち主でもあります。
 
ジャスミンはいままで一度だって、道をまちがえたことなんかなかった。暗闇のなかでも、直感で正しい方角へ進むことができる。“
(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエストⅡ  3 影の王国』岩崎書店 2003年発行 10 ごみの山 p136)
 
なのでかなり幼いときからでも、森の中を自由に動き回れたかもしれません。
さらに言えば両親と生き別れたあとも1人で生きていくには、7歳より前に「沈黙の森」を1人で歩き回れないといけないと思います。
実際、ジャスミンは両親と別行動を取っている様子が書かれています。
 
“「わたしは川へ水をくみにいっていた。両親は食料をさがして、木の上の家に運び上げようとしていたの。そこへ影の憲兵たちがあらわれて、ふたりをつかまえ、家に火をつけて、つれていったの」"
(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1 沈黙の森』
岩崎書店 2002年発行 13 木の上のすみか p152)
 
つまり、ジャード、アンナ、ジャスミンがそれぞれ別行動をしていた可能性もあるのです。
能力を持つアンナさんは、ジャードがウェンに捕まっていることを木々や鳥さんたちから教えてもらい、薬を飲ませジャードを助けた。
その後ジャスミンと合流し、この出来事を話し、「ウェン・デルの細道」は絶対通ってはいけないと教えた可能性もあるのです。
 
 
2.ジャードが能力を持っていたとすると、彼はとんでもないスーパーマンになってしまう
 
これは少しメタ的な視点になってしまいますが(笑)
 
ここでジャードの人生を振り返ってみましょう!
 
 
家臣の子として生まれ、エンドン王子の親友となる。
2人仲良く教育を受けたり遊んだりしていた。
          ⇩
しかしエンドンが即位した日にデルトラに迫る危険について知ってしまい、ベルトをつけるよう焦りのあまり強要してしまう。
主席顧問官プランディンにエンドン王暗殺の濡れ衣を着せられて城を追い落とされる。         
          ⇩
鍛冶場に転がり込んで生活をする。
何年かのち、アンナさんと結婚。
          ⇩
エンドンが即位してちょうど7年後、エンドンからの合図がきて助けに行くも、ときすでに遅く、ベルトは粉々。
替え玉作戦を立て、ジャードとアンナは国王夫妻の代わりに鍛冶場を出立。
          ⇩
道中、トーラから保護を断る手紙が来たり、西では影の憲兵団が子連れ女性を殺しているという情報を聞いたりしたため、ジャードとアンナは「沈黙の森」に落ち着くことに。
そしてジャスミンが生まれる。
          ⇩ 
それから7年後、家族仲良く暮らしていたところ、ジャードとアンナは影の憲兵団の捕まる。
          ⇩
「影の王国」に連れて行かれる。
          ⇩
アンナさんは「影の王国」で亡くなったと思われる。
ジャードは怪物ブラールと戦わされていた模様。
以前の記憶は全部消えてしまった。
          ⇩ 
1度入ったら出ることは出来ないと言われている「影の王国」から、どうにかこうにか脱出。
母国デルトラに自力で戻る。
          ⇩ 
「羽休めの林」にてジョーカーという人物に助けてもらう。
「影の憲兵団」に殺された彼のの名前を借り、レジスタンスのリーダーになる。
          
 
ここまででも大変な経歴の持ち主です。
 
その他、作中でみられるように、彼は持ち前の強さや運動能力、頭の回転の速さなどを存分に発揮しています。
こう見ると、彼は冒険に必要な素質や、サバイバル能力をかなり兼ね備えているんだな〜と思います。
 
こんな感じで、ただでさえ彼は人間離れしているのに、それに加えて「鳥や木々たちと意思疎通できる能力」も持っているとなると、すごすぎるスーパーマンになってしまいます。
人間超えちゃう(笑)
 
 
3.アンナさんの描写
アンナさんの描写といえば、
 
"クリアン老人が声をかけると、さっそくやさしい顔の少女が走り出てきた。彼女は一瞬、けげんな顔をしたが、すなおに祖父を手伝って、ジャードに水とパンをあたえ、傷口を消毒した。"
 (作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1 沈黙の森』
岩崎書店 2002年発行 4 鍛冶場 p43)
 
"気がつくと、むこうのほうで、大きな槌の音がきこえ、台所では少女が歌っていた。"
(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1 沈黙の森』
岩崎書店 2002年発行 4 鍛冶場 p43) 
 
"この老人も、かわいらしい孫娘のアンナも、気に入った。"
(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1 沈黙の森』
岩崎書店 2002年発行 4 鍛冶場 p46)

 

"その声は、風のそよぎのようにやさしかった。"
(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1 沈黙の森』
岩崎書店 2002年発行 16 トパーズ p183)
 
これらの他、いくつかのセリフくらいしかありません。
 
これらからアンナさんについてわかることは、「優しくて、歌が好きで、かわいらしい人」くらいです。
 
描写がちょっとしかなかったのはとても寂しいですが、
妄想のしがいがある!←おいw
 
 
 
 
以上のことから、わたしは、アンナさんが「木々や鳥と意思疎通できる」能力を持っていて、その能力がジャスミンに遺伝したという考えです。
 
家族3人+鳥さんで「沈黙の森」を乗り切ったのではないかと。
 
その場合、ジャスミンが一緒にいた鳥さんについて言及していないとおかしい気もしますが、ジャスミンが物心つく前に鳥さんが亡くなってしまったとしたら、覚えていないだけという可能性もあります。
鳥さんが亡くなってしまったあとは、「沈黙の森」で暮らす鳥さんたちや木々たちから情報収集をしていたのではないかと考えることもできます。
 
 
 
これらはあくまで可能性の話ですが、こんなふうに考えていくと、デルトラ世界が広がっていくような気がして楽しいです。
 
これからも(半分願望と妄想混じりの)考察をしていきたいと思います!
 

ツイッターを使えないデメリット

 
 
こんにちは! 
転んでもただでは起きないてるてるです(・ω・。)
 
ツイッターのアカウントがロックされてしまったので、昨日までてるてるのツイッターは使えませんでした!
今はアカウントのロックは解除されています。
良かった~
 
ツイッターのアカウントロックについての記事はこちら。
良かったら読んでみてください!
 
何ものも、あって当たり前だったものがいきなりなくなると、そのありがたみを身にしみて感じるもの。
電気然り、水道水然り……。
 
ということで、ツイッターを使えないデメリットを書きたいと思います。
 
 
 

ブログの宣伝ができない

これはつらいですね(*-ω-*)
私のブログにアクセスしてくださるのはツイッターからが1番多いのです。
検索順位も上位じゃないでしょうから、ツイッターで「こんな記事書いたよ!」と言う宣伝はとても有効なのです!
いい記事がかけたとしても人目に止まらなければ読んでもらえませんからね〜。
宣伝は大事です!
 
 
 

関心のある分野の情報をいち早く手に入れられない

ツイッターは新聞よりもテレビよりも早く情報が手に入れられます
というか、テレビや新聞では手に入れられない情報がツイッターでガンガン流れています。
ツイッターでしか手に入れられない情報があるのです。
とってもスピーディーで、次から次へと新しい情報が入ってきます。
それを見られないのはちょっと損した気分になります…。
 
 

色々な人の意見が見られない

コメンテーターがコメントするタイプのテレビのニュースって、なんか意見が偏りがちになるイメージがあるのは私だけでしょうか
そして、意見が偏っちゃうと、圧倒的多数の意見がまっとうな意見に思えてきて、
それを盲信してしまう、というのは多々あると思います。
 
ツイッターでは色んな人が良くも悪くも色んな意見を色々と言っているので、
なるほど、こんな見方もあるのか」と気付きがたくさんあります。
その上で、「この意見には賛成だ!」とか、「いや、これには賛成できない」とか、
自分で考え、判断して、自分の意見を持つようになります。
例えすぐに答えが出なくても、「うーん、もうちょっとじっくり考えてみよう」と、
物事を深く考える姿勢が身につきます。
 
公平な目で物事を見ることができるようになる気がするのです。
 
 

トレンドがわからない

ツイッターアカウントがロックされる前に「花まる漫画」がトレンドになっていました。
「花まる漫画」は『ちびまる子ちゃん』に出てくる、主人公まるちゃんと、金持ちのおぼっちゃんの花輪君のカップリングです。
いくつか読みましたが、可愛らしいお話が多くて本当に癒やされました!
 
このように幸せほっこり(*´Д`*)な気分になれるものがたくさんあるのに見逃すのは、もったいないです。
 
 

小さなことを呟けない

ブログに書くまでもないことだけれど、何も発信しないのはもったいない……。
そんなときに使うのがツイッターですよね!
140字という限られた文字数なので、
ちょこっと「こんな面白いことあったよ!」とかつぶやくのなんか最適です!
 
ではここでツイッターで呟きたくても呟けなかった私の日常をば。
 
妖怪柄のマスキングテープを見つけました!
実物はこちら。
 
     
 
妖怪は左から「ろくろ首」「天狗」「豆腐小僧」です。
他にも色々な妖怪がデザインされていました!
 
面白くて買ったはいいものの、一体どんなシーンで使うのかてるてるよ…。
 
 
そしてもう1つ。
私が小さい頃から好きな『デルトラ・クエスト』シリーズの続編、
『スター・オブ・デルトラ』の1巻を読了しました!

 面白かったですよ!

ファンタジーが好きな人は楽しく読めると思います。

読んだ感想はおいおい書いていきたいと思います。

スター・オブ・デルトラ 1 〈影の大王〉が待つ海へ

スター・オブ・デルトラ 1 〈影の大王〉が待つ海へ

 

 

この辺のことをツイッターでつぶやこうとしたんですが叶わず…。
復活したら呟こうかなと思ってます。
 
 
 
以上、ツイッターを使えないデメリットでした。
楽しいツイッターライフを続けるためにも、アカウントがロックされないよう気をつけてくださいね!