自由を求めるてるてるのブログ

風のように自由になりたい(・ω・。)

デルトラ考察 ジャスミンたち家族はなぜ沈黙の森で長年暮らしてたのか

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)
今回はジャスミンたち家族がどうして沈黙の森で長年暮らしていたのかを考察していきたいと思います!
 
 
以下ネタバレ注意☆
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.ジャードとアンナ、ジャスミンが沈黙の森に住むまでの流れ
 
 
リーフたちの冒険が始まる16年前、影の大王軍がデルトラ王国に侵攻してきました。
そこでエンドン国王の親友ジャードは国王夫妻と世継ぎを守るために、自分たち夫婦が国王夫妻の替え玉となることを決意。
国王夫妻にこれからは表向きはデルの鍛冶屋として生きるように進言し、ジャードとジャスミンを身ごもったアンナさんは住んでいた鍛冶場から出ていきました。
 
彼らは当初トーラへ向かう予定でしたが、トーラ族から国王夫妻を匿うことを断る返書が届いたこと、また、道中は子どもを連れた女や妊婦は容赦なく殺されているという情報を手に入れたため、トーラではなく、東へ引き返すことにしました。
 
 
"「情報では……西の道路には……憲兵がつめている。子ども連れの女はみんな……殺されているそうだ。東へいこう……『沈黙の森』へ……。やつらも……まさか……あそこまでは……さがしにくるまい……」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好惠『デルトラ・クエスト 8 帰還』
岩崎書店 2003年 13 鍛冶場 p177)
 
 
ということで、彼らは沈黙の森へ避難し、生活することになりました。
 
 
しかし、ジャードはこの選択で本当に良かったのだろうかと悩んでいたことがわかります。
 
 
"「かわいそうな子……勇敢で……小さな……わたしたちのひとり娘……」目をつぶったまま、つぶやきつづけた。「あそび相手は鳥と動物だけ……おもちゃは『沈黙の森』の木や石だけ……本も、きれいな服もない……あるのは恐怖だけ……いつも恐怖だけだ! おれとおかあさんは……何度、話し合ったことか。これで、よかったのかと。おれたちはいい。自分たちで選んだ道だから。だが、おまえにまで……」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好惠『デルトラ・クエスト 8 帰還』
岩崎書店 2003年 13 鍛冶場 p177) 
 
 
 
 
 
2.近くの街
 
 
こんなふうに悩んでいるものだから、ついてっきり、デルの東側にはあんまり村とか街がない、あったとしてもめちゃくちゃ遠いため移動距離が長いから道中危険なのかな、だからずっと沈黙の森に住んでたのかな〜と思ってました。
 
 
しかし、よく読んでみると街や村が結構あるんですよね。
デルトラ界で有名なララディン、ブルーム村のほか、農村地帯や大きな街もあります!
 
 
これらはデルから竜の巣へ向かう道中の様子。
 
"そのうえ、いくさきざきの農場や村で、王の一行をみつけた人びとが、あいさつのために走りでてくる。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:上原梓『デルトラ・クエストⅢ 1 竜の巣』
岩崎書店 2004年 10 計画変更 p138)
 
 
"「どこかに標識があるとは思っていたんだ。リングールは大きな街だからな。いや、少なくともむかしはそうだった」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:上原梓『デルトラ・クエストⅢ 1 竜の巣』
岩崎書店 2004年 10 計画変更 p142)
 
 
 
とりわけ、リングールは沈黙の森の東、果ての森からそう遠くない場所にあるようです。
デルトラ・クエストⅢ 1 竜の巣』では、リングールの郊外に宿営を張った衛兵たちがロルフに襲われたときの悲鳴を、果ての森にいたリーフたち3人が聞いています。
 
 
 
 
ここで疑問が1つ生まれてきます。
そこそこ近くにも村や街があるのになぜ彼らは移動しなかったのでしょうか?
少なくとも町や村に行けば、恐ろしい怪物はいないし、人はいるし、服も手に入る。
運が良ければおもちゃや本もあるかもしれません。
 
確かに、影の憲兵団はデルトラ国民がたくさんいるところへやってくるでしょう。
シャーン王妃を血眼になって探していた頃は街や村にいたらかえって危険かもしれません。
しかし何年経っても動きがなければ警戒も緩まり、シャーン様くらいの年齢の子持ちの女性を無差別に殺すことはしなくなるでしょう
(まず片っ端から殺していくのにかなり手間がかかる。そしてそれによりデルトラ国民から強い恨みを買い、暴動が起きる可能性があるなど、影の大王サイドに不利になることが様々考えられます)。
少しほとぼりが冷めたときに町や村へ移動すれば、ジャードが哀れんでいたことのいくつかは解決すると思います。
村や街ごと潰されても、彼らは運や自分たちの才能、知恵などをうまく駆使して生き延びる力がありそうなので、沈黙の森に何年か住んだ後、村や街に移動するという選択もありだったのではないかと思います
 
 
 
 
 
3.彼らが移動しなかった理由
 
 
それなのになぜ彼らは移動しなかったのか。
村や街への移動になかなか踏み切れなかったのは、ジャスミンの特殊能力のためなのではないでしょうか。
 
 
"階段をおりきると、屈強な衛兵たちがわきによけて、彼女を通した。皆、ジャスミンが、こんな朝早くから起きているのをおかしいと思っているかもしれないが、おくびにもださない。変わり者は変わった行動をするのを期待されているのだと、ジャスミンはにがにがしく思った。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好惠『デルトラ・クエストⅡ 1 秘密の海』
岩崎書店 2003年 2 危機一髪 p24)
 
 
"「あんなこと言わなくてもよかったでしょ!」衛兵を背に足早に進みながら、ジャスミンは怒っている。「あの人たち、鳥や木と話すわたしを魔女だと思い込んでるのよ。薬草さがしだなんて言ったら、みんな、わたしが魔法の薬でも作るのかと思うじゃない! 進路を骸骨山へ変えたのも全部、わたしのせいにされるわ!」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:上原梓『デルトラ・クエストⅢ 1 竜の巣』
岩崎書店 2004年 7 より道 p94)
 
 
などのように、鳥や木と話せるジャスミンは、何かと好奇の目に晒されたり、魔女だと恐れられています。
 
 
 
国王とともに冒険をし、影の大王の支配下から脱却する際の立役者にもかかわらず、ジャスミンに対してこの態度だというなら、もしジャスミンがなんの功績も残していない頃に木や鳥と話せることを人々にオープンにした場合、これよりもひどい扱いを受けることは明白です。
鳥や木と話せることを理由にバカにされるかもしれないし、いじめられるかもしれない。
最悪の場合、憲兵団が襲撃に来たときに村人や街の人に真っ先に生贄として差し出されるかもしれない。
影の大王とはまた違った脅威になりそうです。
 
 
ジャスミンの能力が遺伝だったとしたら、アンナさん(かジャード)がそのような扱いを既に受け、悲しい思いをしていたのかもしれません
(ジャスミンの能力が遺伝だった場合、アンナさんが木や鳥と話せることを希望。ジャードにこれ以上設定を加えるとチートになってしまう笑)。
 
 
ジャードもジャードで、城ぐらし→デルの街で生活をする際に、絶対に城から来たことをデルの街の人に知られてはいけないと気を張っていたと思います。
城で贅沢な暮らしをしていた人々に、デルの街の人はいい感情を抱かない。
ましてや国王の親友ともなれば恨みも倍増、デル城の前まで引っ立てられて主席顧問官に引き渡されればジャードの命はありません。
絶対に城からきたことをバレてはいけない。
 
 
そういうわけで、ジャードとアンナさんは人の優しさや善意も知っているけれど、人の怖さも知っている。
 
 
だからなかなか村や街に移住するという決断ができなかったのかもしれません。
そしてだからこそ最初からあえて人のいない危険な沈黙の森を選んだのかもしれません。
 
 
とはいえ、ジャードが作中で言っていたように、森での生活では他人との良い関係は気づけないし、物もない。
これでよかったのだろうかという葛藤は常に渦巻いていたのではないでしょうか。
 
 
それかジャスミンが十分に成長したとき(例えば12.13歳くらい?)になったときに街や村に出かけてみて、それからジャスミンの反応を見て移住するか決めるつもりだったのかもしれませんね。
 
 
 
 
 
そのあたりのことを『帰還』の後にジャスミンジョーカーが話していたとしたらとても萌えます。
 
 
 
 
 
ということで、今回の考察はこの辺で終わり〜
 
 
ではでは(・∀・)丿
 
 

ブログアイコン変えました🌸

 

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)

今日は4/1✨

新生活の始まりですね!

 

私は就職し、新社会人になります。

ちょっと不安でドキドキですがお仕事頑張ります!

デルトラの考察をしたり、二次創作をしたり、一次創作をしたり、ふつーに遊んだり……と私生活も充実させたいな(`・ω・´)

 

ということで、気持ちを新たにするためにブログアイコン変えました〜

この顔、トムのお店で見習いとして働いてそうな奴の顔っぽいw

てるてるが"トムの店"で働く様子も、時折レポートしていきます(笑)

 

なにはともあれこれからもよろしくお願いします!

 

 

デルトラ考察 トーラ族は何故シャーン様を見捨てたのか

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)
今回は、トーラ族は何故助けを求めたエンドン国王とシャーン王妃を見捨ててしまったのか考察していきたいと思います!
 
以外ネタバレ注意☆
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デルトラ王国に影の大王が侵攻してきたあの日、エンドン国王とシャーン王妃はトーラ族に保護を求めるお手紙を送りましたが、トーラ族はその手紙を破り捨てて、断りの返書を出してしまいました。
 
トーラ族がそうした理由については、トーラ族の幼い子どもの手をひいた若い父親が語っています。
 
"「みんな、それが当然の判断だと思ったのです。わたしたちにとって、エンドン国王は、なじみのない人でした。初代アディン国王につき従ってデルへうつり住んだ者たちは、王宮でのはなやかな生活に夢中になり、故郷トーラと王宮との橋わたしをすることを、わすれてしまったのです」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 7  いましめの谷』
岩崎書店 2003年 16 明日への希望 p195)

 

いやいや、シャーン様は!!??
 
 
と指摘しているのは某デルトラ(プラス他ジャンル)の二次創作サイトの管理人さんです。
デルトラ二次小説のある作品の中で指摘しております(このサイトさんは二次創作サイトなのでサイト名を伏せておきます)。
 
 
エンドン国王はデルの人間ですが、シャーン様はトーラの人間です。
トーラ族がいくらエンドン国王と縁遠いといっても、トーラはシャーン様の実家のはず。
トーラ族はなぜシャーン様を助けなかったのでしょうか?
 
 
そこで考えられることをいくつかあげていきたいと思います。
 
 
 
 
 
1.エミリーさんがついうっかり忘れていた説
 
これはロマンがないから却下☆
 
 
 
 
 
2.主席顧問官の陰謀説
 
①親や親戚、友達のいない箱入り娘を主席顧問官が選んだ
 
 
②シャーン様の親や親戚、友人を主席顧問官が殺した
 
 
①、②で、シャーン様の一番力になってくれそうな人々はいない、orいなくなるので、シャーン様に何かあったときに心配する人がいなくなります。
あ、でも②だといきなり人が何人もいなくなるので、主席顧問官がかなり怪しまれそうな展開になりそうです笑。
 
 
 
 
③主席顧問官がシャーン様に関するトーラ族の記憶を消した
 
主席顧問官がシャーン様に関する記憶をトーラ族の人たちから奪ったとすると、トーラ族にとってシャーン様の印象はものすごく薄くなるので、彼女に対する情も薄くなりそうですね。
シャーン様にピンチが訪れても誰も助けようとは思わないのも不思議はないのかも?
 

 

 

 

 

3.シャーン様がトーラで嫌われ者だった説
 
トーラ族に秘密はありません。
秘密はない、というと心を許している感じでいいな、と思う反面、ちょっと息苦しい気もします。
行動とか全部みんなに筒抜けなんでしょうか。
噂とかも早く広まりそうですね。
喧嘩しないのかなぁ…。
嫌われ者とかいたりして…(´;д;`)
 
もしかすると、トーラ族にとって国王の配偶者に選ばれることは名誉とかじゃないのかもしれません。
ただの伝統と習慣というか。
 
トーラ族から嫌われている人を国王と結婚させることで、トーラ族にとって厄介な人を事実上トーラから追放できます……。
 
 
 
まぁ、デルでのシャーン様の感じを見ていると多くの人に好かれてたっぽいから、この説はなさそうですね〜。
 
 
 
 
 
4.シャーン様はトーラに住んでいなかった説
 
ある2つのセリフを取り出してみると、シャーン様はトーラに住んでいなかったのでは? という疑問が浮かんできます。
 
 
まずはシャーン様のセリフ。
 

 "「わたくしだって、トーラの生まれですよ」シャーンがまっすぐ彼女をみつめて言った。「少なくとも、わが家の先祖はトーラ族だと、言いきかされて育ちました。でも変ね。トーラ族の魔力で、毒を感知することができたかしら?」"

(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエストⅡ 2  幻想の島』
岩崎書店 2003年 9 国王に死を! p133)

 

このセリフの「少なくとも、わが家の先祖はトーラ族だと、言い聞かされて育ちました」に注目してみてください。
シャーン様が実際にトーラに住んでいて、自分はトーラ族で間違いないと確信を持っていたら、このセリフは言う必要はないんじゃないでしょうか?
 
 
そして、もう1つのセリフ。
これは先程も引用しましたが、もう一度〜。
 
"「みんな、それが当然の判断だと思ったのです。わたしたちにとって、エンドン国王は、なじみのない人でした。初代アディン国王につき従ってデルへうつり住んだ者たちは、王宮でのはなやかな生活に夢中になり、故郷トーラと王宮との橋わたしをすることを、わすれてしまったのです」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 7  いましめの谷』
岩崎書店 2003年 16 明日への希望 p195)

 

「初代アディン国王につき従ってデルへうつり住んだ者たちは、王宮でのはなやかな生活に夢中になり、故郷トーラと王宮の橋渡しをすることを、忘れてしまったのです」
に注目してみてください。
トーラ族の何人かは、アディンと一緒にデルへうつり住んだみたいですね。
もしかすると、彼らはアディンの妻ツァーラの親族や友達だったのかもしれません。
 
ブランドン国王のときにデル城ができたので、それまではデルの鍛冶場の近くに住んでいたかもしれませんね。
アディンとともにデルへうつり住んだトーラ族は、デル城ができてからデル城に住んでいたのでしょう。
そして、華やかな王宮での生活に夢中になり、トーラと王族の橋渡しの役割を忘れてしまった…。
 
代々の国王の配偶者は、アディンとともにデルにうつり住んだトーラ族の子孫かもしれませんね。
デル城へ住むようになった彼らの中から国王の配偶者を探す。
デルへうつり住んだトーラ族はトーラと王族の橋渡しの役割を忘れ、トーラとの連絡は途絶え、デル城外部の情報は入らなくなっていった……。
 
もしそうであったとすれば、プランディン(或いはその数代前の主席顧問官)のかけた魔法の霧の効力は、国王の配偶者にとっても効果抜群です。
案外、使用人たちもデル城に住んでいた一族の子孫かもしれません。
デル城に住んでいる人々は、デルの街がどんどん荒廃していくのを知らないままぬくぬくと暮らし、民衆の憎悪がデル城で暮らす人々へ向けられていった……のかもしれません。
 
 
 
 
ということで、私は
2.主席顧問官の陰謀説③
4.シャーン様はトーラに住んでいなかった説
の二つの説が有力かなぁと思うんですが、どうでしょうか?
 
なんにせよ色々な可能性が浮かんで楽しい☆
 
では、今回はこの辺で〜(・ω・)ノ
 

"ハニー" "ベイビー" じゃない!? 『デルトラ・クエスト』のジョーカーに見る恋人呼称

 

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)
今回は非常に萌える記事を見つけたので紹介しようと思います!
 
 
以下ネタバレ注意☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
それがこちらのサイトになります。
デルトラについてより詳しく書いてありました!
全て英語で書かれているので、興味のあるところからちまちま読んでいます。
デルトラファンなら必見のサイトですよ!
 

 

 

このサイトの【Jarred】(ジャード(ジョーカー)について書かれています)のページに情報が!
 
【Jarred】のページの【Relationships】(キャラ同士の関係が書かれています)の【Anna】の項目です。
 

Anna

Jarred's wife. They had a very loving relationship. Jarred used to call her 'dear heart'. He was distraught when she died in the Shadowlands.

 

(2018年1月25日 23:20 閲覧)

 

 

引用の3文目に注目してください。
 
「ジャードは彼女のことを "dear heart" と呼んでいた」(てるてる意訳)
 
らしいですよ!
萌えませんか!!!
 
"dear heart" 良いです……。
ちょっとクラシカルな感じとか…。
愛情はもちろんのこと、相手への敬意も感じられる表現になっているなぁと私は思いました。
 
 
ジャードがアンナさんに呼びかけているシーンはこちら!
8巻の『帰還』にて、ジョーカーの記憶が戻り始めます。
過去を振り返り、その当時のセリフを呟いているシーンです。
 
 

”「なあ、おまえ……むこうからは……かくまえないという返事がもどってきたよ……」”

(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』

岩崎書店 2003年 13 鍛冶場 p176)

 
この「なあ、おまえ……」が原書だときっと「Dear heart……」になるんですね!
いや〜良いですね〜(しみじみ)。
 
 
英語圏の恋人呼称で私が知っていたのは
"darling(ダーリン)"  "honey(ハニー)"  "baby(ベイビー)"くらいしかなかったので、この「なあ、おまえ……」のシーンは、
英語だと「Oh My hony……」なのか!?
いやいやちょっとなー。
ジョーカーのイメージと違うしな〜。
「Oh My hony……」だとちょっとチャラそうというか…キザそうというか…
(※ちょっとチャラいキャラとかキザなキャラが使うイメージがあります。多分アニメとかの影響です。)
と悶々としておりました(笑)
 
 
因みに英語での恋人の呼び方がまとめられているサイトがこちら〜
ぜひご参照あれ。

 
 
 
この後のシーンもてるてる的萌えポイントです。
 
”記憶のなかの、愛する妻の返事をまっているのだ。やがて、その口もとがやさしくほころんだ。”
(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
岩崎書店 2003年 13 鍛冶場 p177)
 
あのいつも厳しい表情のジョーカーが!?
皮肉な感じの笑みしか浮かべないジョーカーが!?
妻に対してやさしく口元を綻ばせただと〜~!!!
……萌えます(´ῥ`)
 
アンナさんのこと大好きだったんだね…
っていう気持ちになります。
 
”「なあ、おまえ……」”→ ”口もとがやさしくほころんだ。” よりも
”「Dear heart……」”→  ”口もとがやさしくほころんだ。”
のほうが、アンナさんのことを大切に思ってる感じが伝わってきて私は好きです。
 
 
日本語には恋人を呼ぶ特別な表現がないから、ちょっと残念ですね。
「なあ、おまえ……」だとちょっと…なんというかちょっと傲慢な感じ? 偉そうな感じ? がね、ちょっとあるので。
ジョーカーの正体を知ってから1巻を読み返し、もう一度このシーンを読むと
「ジャード貴様〜!! 命の恩人のアンナさんに向かって "おまえ" 呼ばわりとは!!」
みたいな心境になります。
 
ま、ここではアンナさんの名前を出すわけにもいかないし、日本語には恋人を呼ぶ表現がないから、「おまえ」になっちゃうのはしょうがないんですけどね〜。
 
一応万葉集あたりには、夫のことを「我が背」、妻のことを「我が妹」といいますが、デルトラでこれが出てきても、世界観をぶち壊してしまいますしね(笑)
 
日本にも何か良い恋人呼称ができてほしいものです。
 
 
 
 
 
 
 

ブログアイコン変えました!

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)

 

2018年になりましたね〜

早いです!

新しい年のはじまりということで、ブログアイコンを変えてみました〜!

 

アイビスペイントXというアプリを使って色を塗ってみましたよ〜

最近はデルトラ・クエスト関連の記事を多めに書いているので、宝石を意識した色にしてみました!

 

そして肩に乗っているのはてるてる坊主のてるぽんです!

かわいいでしょ(笑)

この子も時々このブログに登場するかもしれませんね〜

 

2018年ものんびりブログを更新していきます!

宜しくお願いします〜

 

 

 

 

 

 

デルトラ考察 リーフはホントに金髪?

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)
 
今回は『デルトラ・クエスト』の主人公、リーフの髪の色について考察していきたいと思います。
 
以下、ネタバレ注意☆
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リーフの髪は、アニメ版や漫画版、ゲーム版では金髪です。
フォア文庫の表紙のリーフも金髪になっています。
 
あなたの一番印象に残っているのはどのリーフでしょうか?
私はアニメ版ですかね〜
ということで、アニメ版リーフを描いてみました!
 
 
 
 
 
リーフは、アニメ漫画ゲーム共に金髪碧眼です。
ですが、本にはリーフの髪の色の記載はありません。
 
ということは、リーフは金髪ではなかった可能性が生まれてくるのです!
 
私自身、リーフは金髪ではないと思っています。
その理由は次の通りです。
 
 
 
 
 
 
 

バルダの見たもの

 

リーフの髪の色は何色かを探るにあたって、重要になってくるのが、バルダの見たものです。
彼の見たものと、リーフの父母エンドンとシャーン様の髪の色について触れていきます。
 
”「バルダは知らなかったのよ。彼は、ジャードとアンナがここを出ていくのをみて、それが国王と王妃だと思いこんだの。わたしたちの言葉を、そのまま信じて。お城では、彼はわたしたちを遠くからしかみたことがなかったの。しかも、宮廷風のはなやかな服を着たわたしたちをね。(…以下略…)」”
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
 岩崎書店 2003年 16 広場 p218)
 
 
 
1.シャーン様の髪色
 
リーフがアニメ版などのように金髪であるなら、親であるエンドンかシャーン様が金髪である必要があります。
 
まずはシャーン様の髪の色から探っていきます。
シャーン様の髪の色は作中では明記されていませんが、彼女の出身の部族から推測することができます。
 
シャーン様はトーラ族です。
こちらはシャーン様のセリフ。
”「わたくしだって、トーラの生まれですよ」”
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエストⅡ 2  幻想の島』
岩崎書店 2003年 9  国王に死を! p133)
 
 
シャーン様の他にトーラ族と思しき人物がいましたね。
その人物はデインです。
それはゼアンのセリフからわかります。
"「まあ。あの子はわたしたちトーラ族にそっくりですね! 髪の色も目も……」
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
岩崎書店 2003年 1 トーラの魔法 p17)

 

 

 また、デインの特徴を述べた文がこちら。

"細身で、女の子のようなやさしい顔をし、つややかな黒い髪を無造作にたらしているので、おさなくみえてしまうのだ。"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 6  魔物の洞窟』
岩崎書店 2002年 2 運命のいたずら p29)

 

 

これにより、
 
デインはトーラ族に似ている。→デインは黒髪。
トーラ族は黒髪。
 
という三段論法の出来上がりです!
 
よってシャーン様は黒髪ということが推測できます。
 
 
 2017/12/23 追記
"背中にたらした髪の毛は、黒、鋼のような灰色、輝く白など色に差はあれ、それぞれに、ヴェールのようだった。"
(作:エミリー・ロッダ  訳:神戸万知『デルトラの伝説』
岩崎書店 2002年  魔法の街 p239) 
 
すみません、見落としていました……。
指摘してくださった方、ありがとうございます。
アディンの時代のトーラ族は黒髪だけじゃなかったみたいですね。
時代が進むにつれて他の部族の行き来が増えていくので、リーフの時代には、黒、灰色、白以外の髪色のトーラ族もいたかもしれませんね。
とはいえゼアンがあのように言っているので(上記のゼアンのセリフの引用参照)、黒、灰色、白辺りが主流なのかもしれません。
 
 
 

2.ジャードの髪色

リーフの母であるシャーン様の髪色がわかりました。
次に証明したいのはリーフの父であるエンドンの髪色ですが、残念ながら彼の髪色は明記されていません。
 
そこで重要になってくるのがエンドンの親友であるジャードの髪色です。
 
ジョーカーことジャードの描写がこちら。

”バルダとおなじくらい身長が高く、強そうで、くしゃくしゃの黒髪を長くのばし、黒いあごひげをはやしている。褐色の片がわのほおには一本、ジグザグの傷が白く走っている。”

(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 3  ネズミの街』
岩崎書店 2002年 4 お金の問題 p48)

 

ここから、ジャードは黒髪ということがわかります。
 
 
 
 
 

3.王族の髪は長い

 
アニメ・漫画・ゲーム版を見ているとついつい忘れがちな設定ですが、「王族の髪は長い」という設定があります。
掟によりしっかりと定められているのです。

”毎朝、係りの者に長い髪を編みこませ、金のひもでむすんでもらうこと・・・・・・これも、おきての一つだった。”

(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 1  沈黙の森』
岩崎書店 2002年 1 王は死んだ p14)

 

 

バルダはエンドンとシャーンを遠目に見たことがあります。

”「バルダは知らなかったのよ。彼は、ジャードとアンナがここを出ていくのをみて、それが国王と王妃だと思いこんだの。わたしたちの言葉を、そのまま信じて。お城では、彼はわたしたちを遠くからしかみたことがなかったの。しかも、宮廷風のはなやかな服を着たわたしたちをね。(…以下略…)」”
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 8  帰還』
 岩崎書店 2003年 16 広場 p218)

 

 

遠くから見たことがあるのなら、確かに顔の細部はわからないかもしれません。
しかし、髪が長いので、髪の色くらいはわかるのではないかと思います。
 
バルダは、エンドンの髪の色は見たことがあるので、ジャードの髪の色とエンドンの髪の色が違うと、「鍛冶場に残っている方がエンドン国王だ!」と、バルダが鍛冶場に転がり込んだ時点でわかってしまいます。
そうなってしまうと、「帰還」のトリックが台無しです。
 
よって、エンドンが金髪なのは少し無理があるかな、と。
そうなってくると、リーフも金髪では無いんじゃないかな~と私は思うのです(・ω・。)
 
※ただ、アニメみたいにフードをかぶられてしまうと髪の色は見えなくなってしまうので、この論は成立しなくなってしまいますね…。
 
 
 
 
 
 
 

トーラ族の替え玉

 

次に注目したいのは、トーラ族の協力による替え玉作戦です。
 
いましめの谷からベタクサ村へいくとき、ジョーカーがリーフたちの替え玉として、トーラ族3人をトル川近くへ派遣しました。
そのときにリーフの替え玉となってくれたのは、クリスという少年でした。

 "(中略)クリスは長い黒髪を、リーフとおなじくらいに刈りつめてもらった。"

(作:エミリー・ロッダ  訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト  8 帰還』
岩崎書店 2003年発行 4 七部族 p67)

 

 

クリスは黒髪を刈りつめてもらっただけです。
ということは、リーフは黒髪なのではないでしょうか?
 
他の髪の色だった場合、かつらをかぶる描写があってもおかしくないような気がします。
また、キャラの絡みも生まれてきそうなものです。
ピール「ようクリス、金髪も似合ってるぜ」みたいな感じで。
 
 
 
 
 
 
 

遺伝

 
最後に見ていきたいのは、リーフの血筋についてです。
 
デルトラ国王は代々トーラ族と結婚してきました。
 
こちらはジンクスのセリフです。

 "「先祖代々の伝統にしたがったのさ。初代国王のアディンは、トーラ族の女性と結婚した。アディン国王の子どもたちも皆、それにならっている。…(中略)…」"

(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエストⅡ 1  秘密の海』
岩崎書店 2003年 3 影 p39)

 

 

 

それを図にするとこんな感じになります。
 
☆図の見方

 ・D=デル族の血筋 T=トーラ族の血筋を表します。

 ・アディン(D)とツァーラ(T)に生まれた子●●は、アディンの(D)、ツァーラの(T)を

  一つずつもらい、(D1T1)と表します。

  そして●●(D1T1)と○○(T)の間に生まれた子は●●の(D1T1)、○○の(T)をもらって

  (D1T2)と表します。

 ・ガレスとリリアの間には何人かいるので「・・・」で省略しました。

 

f:id:teruteruchange:20171015153615p:plain

 

 

代を重ねるたびに、トーラ族の血が濃くなっていっていることが分かりますね!

 というか、こうみるとリーフってトーラ族の血が濃いな(笑)

 

トーラ族は黒、もしくは黒に近い髪色です(「バルダの見たもの  1.シャーン様の髪色」を参照)。
代を重ねるごとにトーラの血が濃くなるので、王族の髪の色は黒の確率が高そうです。
 

 

 2017/12/23 追記

 ブランドンの息子はルカンでしたね。ルカンの息子がガレスです。

 ブランドンとガレスの間にルカンが入ります。抜けちゃってました……。

 ご指摘下さった方ありがとうございます~。

 

 

 

 

まとめ

 

これらの理由から、リーフは金髪ではなく黒髪なのではないかと考えました!
そう考えるとちょっぴりイメージ変わりますね!
トーラの不思議な力とかがいつか開花するんではなかろうか…とか考えてしまいます(笑)
 
 
 
 
 
 
 

おまけ

 

ファドレラの輝く髪
 
外見がリーフそっくりな人物として、ファドレラがいます。
そのファドレラの描写がこちら。

”青年は小さな竪琴で、甘いメロディーを奏でていた。耳にエメラルドのピアスをはめ、輝く髪にはエメラルドの髪飾り。”

(作:エミリー・ロッダ  訳:上原梓『デルトラ・クエスト Ⅲ 2 影の門』

岩崎書店 2005年発行 17 城 p250)
 
 
この"輝く髪"というのが気になります。
"輝く髪"は「つやつやの髪」なのか、
照明に反射して、金髪のような色素の薄い髪がキラキラしているのか、判断がつきません……。
 
リーフの髪の色の謎は深まるばかりです(笑)
 
 
 
 

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