『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読んで
こんにちは! てるてるです(・ω・。)
今回は最近読んだ本の感想を書きたいと思います。
読んだ本は今話題の
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』です!
先日売上が10万部に達したそうです。 おめでとうございます!
私はまだ学生で社会に出て働いたことはありませんが、ブラック企業、過労死のニュースが流れるたび、会社で働くことへの不安は日々募るばかり……。
会社で働くことになって、もし大変なことがおきたとき、何か助けになってくれるかもしれないと思い、この本を読んでみました。
可愛らしいマンガで、かつ「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由がわかりやすく説明されていました。
これから特に印象に残った言葉を紹介しながら、感想を述べていきたいと思います。
"「まだ大丈夫」なうちに判断しないと、判断そのものができなくなるのです。"
(プロローグ 昔、その気もないのにうっかり自殺しかけました。 p11)
"世界は、本当は広いんです"
(プロローグ 昔、その気もないのにうっかり自殺しかけました。 p14、15)
「休む」「転職する」「退職する」などの選択が頭をかすめても
「みんな頑張っている」「人に迷惑かけられない」「将来やお金の不安」などの理由により、
様々な選択肢を自分で消してしまう。
そしてそのまま頑張り続けると、長時間労働やハラスメントによる精神的・肉体的キズが
「会社を辞める」という簡単な判断力さえ奪ってしまい、結果的に死んでしまうということでした。
「会社を辞める」。
その程度の判断力さえも奪ってしまうなんて、とても怖いと思いました。
私が働いていく中でストレスをためてしまったとき、様々な理由をつけて選択肢を消しそうになったときのために……。
「みんな頑張っている」
→「みんな頑張ってても、てるてるは頑張れないんだろ! 体力もある方とはいえないし、心は繊細な方だし。人は人、自分は自分だよ!!」
「人に迷惑かけられない」
→「今まで生きてきた中で、てるてるは人に迷惑をかけたことが一度もなかったのか? よく考えてみろ、多分散々迷惑かけてきてるぞ! ちょっとくらい迷惑かけたってヘーキヘーキ!」
「将来やお金の不安」
→「今死んだら将来なんてやってこないぞ! 目を覚ませ! 世界は広いんだ、なんとかなるさ、死ぬよりマシだ!!」
"あなたが誰かの息子や娘であり 誰かの父親や母親であること
誰かの夫や妻であり 誰かの兄弟や姉妹であること
誰かの孫や祖父母であり 誰かの恋人であり 誰かの友人であること
これらは絶対に替えがききません"
(第4章 自分の人生を生きるために p104)
"そして当然 あなた自身
あなたの夢 あなたの人生 あなたの命
誰にも代わりができず、失ったら二度と戻ってこない"
(第4章 自分の人生を生きるために p105)
本当にそうです!!
私自身のため、私の大切な人たちのために
私を大切にしてくれない会社なんかに殺される訳にはいかないのです。
職場を失っても、まだ他の会社はあるし、フリーランスになる手もあるし、起業する手もある。
しかし命を失ったら終わりです。
自分の命と健康、自分のことを大切にして生きましょ(*´ェ`*)と思ったのでありました。
"日本は便利で治安も良い素晴らしい国ですが
それを死に至る過労が支えているのなら
「幸せな国」とはいないのでしょうか"
(最終章 自分を犠牲にしてがんばりすぎちゃう人へ p151)
これから大学を卒業して社会に出る身の私は、ただいま就活中です
(まぁ、就活のおかしなシステムに嫌気が差してのんびりと一応就活してますが…)。
今までは消費者の立場か、バイトとしての立場にしかなったことがなかったので、世の中のサービスをただただ享受していました。
就活を始めるに当たって労働同問題について考えるようになりました。
ニュースを見ると数々の過労死やブラック企業のニュースがわんさか流れている。
そのとき、「ああ、私はこれからはサービスを供給する側になる。死ぬ思いをしてサービスを供給しなければならないのか」と思ったのと同時に、
そこまでして頑張ってサービスを供給している方たちの苦労など考えもせず、今までのうのうとサービスを享受していたことにゾッとしました。
また、私がツイッターで本書を読んだとツイートすると、「いいね」やリツイートをしてくださる方々がたくさんいました。
#死ぬ辞めで検索をかけると「自分もこんな状況だった」というツイートの多いこと多いこと(´;д;`)
本当に自分の身は自分で守らなければならないと感じました。
企業側も早急な対策が必要です。
目先の利益を追求するあまり、労働者を使い潰していないでしょうか?
「労働者は尊厳ある人間であり、奴隷ではない」
ということをしっかりと肝に命じておくべきだと思います。
正当な給与、労働時間、マネジメント方法など、変えられること、変えるべきことはたくさんあるはずです。
まともな企業が増えればきっと日本は明るくなる。
私はそう信じています。
冒頭にも書きましたが、本書は売上10万部を突破したそうです。
それだけブラック企業に悩まされている人たちがたくさんいること、私のようにブラック企業に不安を抱えている人がわんさかいるということです。
とても悲しいことです。
こんなことを続けていたら会社より先に国民が潰れますよ。
企業はしっかりと対策を取るべきです。
それまで労働者は死なないように自分を守ることがとても大切だと感じました。
これ以上過労死する人が増えないために…。
国民が幸せな生活を送ることができるように…。
おまけ
私もストレスは体の不調として表れます。
本書によると、著者は目がチカチカしてよくみえなにったり、心臓がバクバクしたり。
体が強張ってちゃんと動かなくなったり、めまいや吐き気などの症状が表れたりするしいです。
私はストレスたまると普段じゃありえないくらい便秘になる
→吐き気&体調不良となります(´;д;`)
あと、低音が聞こえにくくなったこともありますね。
人は年を取ると高い音が聞こえなくなっていくのですが、低い音が聞こえにくいとストレスが溜まっている状態らしいです(耳鼻科の先生からそう診断された)。
酷いと難聴になるのでホント気をつけてくださいね!
心ではまだ頑張れると思ってても体調は悪くなるのでいい目印になっています。
そういうときはのんびりとゴロゴロしたり、本を読んだりお話を書いたりと好きなことを満喫してます。
ストレスのサインを見逃さずに自分を労って大切にしましょうウリウリ(*´Д`)つ))´∀`)
それではこの辺で~(´ー`)ノ