自由を求めるてるてるのブログ

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デルトラ考察 トーラ族は何故シャーン様を見捨てたのか

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こんにちは! てるてるです(・ω・。)
今回は、トーラ族は何故助けを求めたエンドン国王とシャーン王妃を見捨ててしまったのか考察していきたいと思います!
 
以外ネタバレ注意☆
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

デルトラ・クエスト〈完全版〉(全17)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デルトラ王国に影の大王が侵攻してきたあの日、エンドン国王とシャーン王妃はトーラ族に保護を求めるお手紙を送りましたが、トーラ族はその手紙を破り捨てて、断りの返書を出してしまいました。
 
トーラ族がそうした理由については、トーラ族の幼い子どもの手をひいた若い父親が語っています。
 
"「みんな、それが当然の判断だと思ったのです。わたしたちにとって、エンドン国王は、なじみのない人でした。初代アディン国王につき従ってデルへうつり住んだ者たちは、王宮でのはなやかな生活に夢中になり、故郷トーラと王宮との橋わたしをすることを、わすれてしまったのです」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 7  いましめの谷』
岩崎書店 2003年 16 明日への希望 p195)

 

いやいや、シャーン様は!!??
 
 
と指摘しているのは某デルトラ(プラス他ジャンル)の二次創作サイトの管理人さんです。
デルトラ二次小説のある作品の中で指摘しております(このサイトさんは二次創作サイトなのでサイト名を伏せておきます)。
 
 
エンドン国王はデルの人間ですが、シャーン様はトーラの人間です。
トーラ族がいくらエンドン国王と縁遠いといっても、トーラはシャーン様の実家のはず。
トーラ族はなぜシャーン様を助けなかったのでしょうか?
 
 
そこで考えられることをいくつかあげていきたいと思います。
 
 
 
 
 
1.エミリーさんがついうっかり忘れていた説
 
これはロマンがないから却下☆
 
 
 
 
 
2.主席顧問官の陰謀説
 
①親や親戚、友達のいない箱入り娘を主席顧問官が選んだ
 
 
②シャーン様の親や親戚、友人を主席顧問官が殺した
 
 
①、②で、シャーン様の一番力になってくれそうな人々はいない、orいなくなるので、シャーン様に何かあったときに心配する人がいなくなります。
あ、でも②だといきなり人が何人もいなくなるので、主席顧問官がかなり怪しまれそうな展開になりそうです笑。
 
 
 
 
③主席顧問官がシャーン様に関するトーラ族の記憶を消した
 
主席顧問官がシャーン様に関する記憶をトーラ族の人たちから奪ったとすると、トーラ族にとってシャーン様の印象はものすごく薄くなるので、彼女に対する情も薄くなりそうですね。
シャーン様にピンチが訪れても誰も助けようとは思わないのも不思議はないのかも?
 

 

 

 

 

3.シャーン様がトーラで嫌われ者だった説
 
トーラ族に秘密はありません。
秘密はない、というと心を許している感じでいいな、と思う反面、ちょっと息苦しい気もします。
行動とか全部みんなに筒抜けなんでしょうか。
噂とかも早く広まりそうですね。
喧嘩しないのかなぁ…。
嫌われ者とかいたりして…(´;д;`)
 
もしかすると、トーラ族にとって国王の配偶者に選ばれることは名誉とかじゃないのかもしれません。
ただの伝統と習慣というか。
 
トーラ族から嫌われている人を国王と結婚させることで、トーラ族にとって厄介な人を事実上トーラから追放できます……。
 
 
 
まぁ、デルでのシャーン様の感じを見ていると多くの人に好かれてたっぽいから、この説はなさそうですね〜。
 
 
 
 
 
4.シャーン様はトーラに住んでいなかった説
 
ある2つのセリフを取り出してみると、シャーン様はトーラに住んでいなかったのでは? という疑問が浮かんできます。
 
 
まずはシャーン様のセリフ。
 

 "「わたくしだって、トーラの生まれですよ」シャーンがまっすぐ彼女をみつめて言った。「少なくとも、わが家の先祖はトーラ族だと、言いきかされて育ちました。でも変ね。トーラ族の魔力で、毒を感知することができたかしら?」"

(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエストⅡ 2  幻想の島』
岩崎書店 2003年 9 国王に死を! p133)

 

このセリフの「少なくとも、わが家の先祖はトーラ族だと、言い聞かされて育ちました」に注目してみてください。
シャーン様が実際にトーラに住んでいて、自分はトーラ族で間違いないと確信を持っていたら、このセリフは言う必要はないんじゃないでしょうか?
 
 
そして、もう1つのセリフ。
これは先程も引用しましたが、もう一度〜。
 
"「みんな、それが当然の判断だと思ったのです。わたしたちにとって、エンドン国王は、なじみのない人でした。初代アディン国王につき従ってデルへうつり住んだ者たちは、王宮でのはなやかな生活に夢中になり、故郷トーラと王宮との橋わたしをすることを、わすれてしまったのです」"
(作:エミリー・ロッダ 訳:岡田好恵『デルトラ・クエスト 7  いましめの谷』
岩崎書店 2003年 16 明日への希望 p195)

 

「初代アディン国王につき従ってデルへうつり住んだ者たちは、王宮でのはなやかな生活に夢中になり、故郷トーラと王宮の橋渡しをすることを、忘れてしまったのです」
に注目してみてください。
トーラ族の何人かは、アディンと一緒にデルへうつり住んだみたいですね。
もしかすると、彼らはアディンの妻ツァーラの親族や友達だったのかもしれません。
 
ブランドン国王のときにデル城ができたので、それまではデルの鍛冶場の近くに住んでいたかもしれませんね。
アディンとともにデルへうつり住んだトーラ族は、デル城ができてからデル城に住んでいたのでしょう。
そして、華やかな王宮での生活に夢中になり、トーラと王族の橋渡しの役割を忘れてしまった…。
 
代々の国王の配偶者は、アディンとともにデルにうつり住んだトーラ族の子孫かもしれませんね。
デル城へ住むようになった彼らの中から国王の配偶者を探す。
デルへうつり住んだトーラ族はトーラと王族の橋渡しの役割を忘れ、トーラとの連絡は途絶え、デル城外部の情報は入らなくなっていった……。
 
もしそうであったとすれば、プランディン(或いはその数代前の主席顧問官)のかけた魔法の霧の効力は、国王の配偶者にとっても効果抜群です。
案外、使用人たちもデル城に住んでいた一族の子孫かもしれません。
デル城に住んでいる人々は、デルの街がどんどん荒廃していくのを知らないままぬくぬくと暮らし、民衆の憎悪がデル城で暮らす人々へ向けられていった……のかもしれません。
 
 
 
 
ということで、私は
2.主席顧問官の陰謀説③
4.シャーン様はトーラに住んでいなかった説
の二つの説が有力かなぁと思うんですが、どうでしょうか?
 
なんにせよ色々な可能性が浮かんで楽しい☆
 
では、今回はこの辺で〜(・ω・)ノ